今まであらゆる職場で周囲の期待を裏切り続けてきました。
理由の一つは、タイトルのとおり自分の第一印象で周囲の期待値を上げてしまうためです。
おそらく私は面接などでの第一印象がすこぶる良いんだと思います。
ADHDの第一印象が無駄に良いというのはあるあるらしく、自覚もあります。
ケースにもよりますが、バイトの面接では普段以上に感じ良く振る舞うことができてしまうのです。というか、面接は受からなければ意味がないと思っていたので、自分を演じることに抵抗はありませんでした。演じると言っても、もちろんできないことを「できます」と言ったりはしません。(※職歴に夜ホステスをしていることは基本書きませんでしたが)
そうして、ややハードルの上がった状態で面接に通ってしまい、いざ仕事が始まると、期待していたほど出来ないどころか平均よりもポンコツなので、周囲は日に日に落胆していきます。
もう一つは、ほとんどの人が「とはいってもこれくらいはできるだろう」と、ある程度の予想をするからです。
もちろんこれは仕方がないことで、当たり前といえば当たり前かもしれません。
でも私は、自分が平均を出せないことを分かっているので、初対面なり面識の少ない相手に「これが人よりもできません」「これが苦手で、、」と伝えます。しかしそれらの言葉は軽くとらえられ、ただの謙遜として受け止められるようで、「最初は不安ですよね」「みんなそうですよ」などと返されてしまいます。
このように、だいたい自分の本当のヤバさは伝わらないまま、(ああ〜、また伝わってないな〜)と思うのですが、仕事が始まれば相手はすぐに(ええ〜、本当にできないじゃん、、)となります。露骨にあきれる相手にたいしてこちらは(いや最初から言ってるのに)と迷惑をかけた側のくせにやや逆ギレしたい感情になるのです笑
でもやっぱり、嘘をついているわけでもなく騙しているつもりもないのに、いつも周囲を裏切るような結果になるのがつらい。
これが完全にパターン化していた30才くらいのころ、とあるバイトの面接で、それまでとは違う試みをしてみました。
というのは、なるべく等身大に近い自分を伝えようとすることでした。
声のトーンも笑顔の量もあまりバイトの面接らしくなく、意識的に普段の自分を出すような感じで。職歴の欄にも「現在ラウンジにて接客」と書きました。
結果、この面接はあっさり通過しました。
というのも、業務内容はテレアポなので服装も髪型も自由で学歴年齢も不問でした。ぶっちゃけ誰でも受かる(というか基本落とさない)ところだったのです。
それでも私が試みた等身大の面接に意味が無かったわけではなく、そこで働いた約1年間に確実に効果がありました。
なぜならとにかく期待されません。そして期待されていないと本当に楽です。どんどん落胆されてしまうというプレッシャーもありません。
それまではいつも最初に与えられたポイントを減らさないようにしなければいけなかったのが、そこではポイントが0から増えていく、という感覚の逆転現象が起きていました。
たかがテレアポのバイトかもしれませんが私の中ではある意味成功体験だったような気がします。、
さいごに、私はちょっとしたモノマネがうまいと言われることがあります。自分でも、いいなと思った人のしぐさや笑い方を無意識にまねてしまっているときがあります。
面接などではそんな「感じのいいひとのモノマネ」が出来てまっていたのではないかと思います。
コメント